投稿者: ジャパンホッパーズ編集部(Japan Hoppers Editors) 09 Mar 2017

日本の魅力が凝縮された会津若松

日本の魅力が凝縮された会津若松 © N. Nomura

東京から2時間半ほどで行くことができる会津若松市は年間約300万人以上(平成27年度)の観光客が訪れる東北屈指の観光地だが、外国人観光客の割合は1パーセント以下にすぎない(平成27年度は約9700人)。知られざる会津若松の魅力を紹介したい。

七日町通りで会津の伝統を体感する

七日町通りは会津若松駅からJR只見線で一駅の「七日町駅」前にある、大正時代の面影が残る風情豊かな通りだ。多くの飲食店や伝統工芸品を扱う土産店などがあり、レトロな町並みの中を散策することができる人気のエリア。七日町通りには会津若松の伝統文化を体感することができるスポットが充実しているので、特に外国人観光客におすすめだ。

会津地方の郷土料理と日本酒に舌鼓

日本を訪れる外国人が旅行の目的に必ずあげるのが日本食だろう。七日町通りの中心にある澁川問屋は120年以上の歴史がある元海産物問屋だ。現在は大正時代に建てられた趣のある歴史的建築物をレストランに改築し会津の郷土料理を提供している。会津地方は四方を山で囲まれているため、新鮮な海産物が取れない。そのため海の幸は乾物を使い、それらと山の幸を合わせた料理が多い。先人の知恵が生んだ郷土料理を堪能してほしい。また、澁川問屋には明治時代に作られた蔵などを改築した宿泊施設を併設している。

日本食を引き立てるのが日本酒だ。会津地方では多くの酒蔵があるが、この七日町にある「末廣酒造 嘉永蔵」は1850年創業の酒蔵で、会津の地での酒造りにこだわり続けている。毎日無料で酒蔵見学を開催しているので、気軽に日本酒の作り方を学ぶことができる。見学が終わったら試飲をして自分好みの日本酒を探そう。また、喫茶店が併設されており、日本酒作りに使われている仕込み水を使って淹れたコーヒーがおすすめ。

伝統技術を体感する 絵ろうそくと会津漆器

会津絵ろうそくは500年以上の歴史がある会津を代表する伝統工芸品で、色鮮やかな季節の花々が描かれているのが特徴だ。1772年創業の絵ろうそく店「ほしばん」の2階には工房があり、今でも親子代々伝授された製法で職人が手描きで制作している。ここでは制作の様子を見学することができ、絵付け体験もできる。生きた伝統を肌で感じることができる貴重な体験だ。また、毎年2月には「会津絵ろうそくまつり」が会津若松市内各所で行われる。無数の絵ろうそくの光が冬の会津若松の夜を幻想的に照らす様子は圧巻だ。

絵ろうそくと共に会津を代表する伝統工芸品が会津漆器だ。七日町通りにある「会津ぬり一」は100年以上続く老舗。箸や重箱などの伝統的な会津漆器はもちろん、マグカップなどデザイン性に優れたおしゃれな作品も多い。中でも驚いたのが内側に漆でデザインが施されたグラスだ。伝統を守るだけでなく、新しいものにチャレンジする精神が伺える。なお、漆は抗菌作用があるらしく、漆の箸を使って食事をすると虫歯予防になるとのこと。また、もともと会津には漆の原料となる漆の木が豊富だったが、今はほとんど輸入に頼っているのが現状。伝統を絶やさないためにも、会津若松市では漆の木の植林を行い、国産の漆の木を増やす取り組みを行っている。

1300年もの歴史がある温泉郷で旅の疲れを癒す

会津若松市の中心部から車で10分ほど走ると、1300年もの歴史がある東山温泉郷がある。17の旅館やホテルが、風情ある温泉街を演出している。温泉郷の入り口にある宿「庄助の宿 滝の湯」では、伏見ヶ滝を目の前に露天風呂を楽しむことができるのでおすすめだ。

忘れてはならない会津若松の歴史

そして、会津若松を語る上で避けて通れないのが、その歴史だ。特に日本の幕末から明治維新の歴史を会津若松抜きで語ることは不可能だろう。膨大な歴史をこの紙面で紹介することは難しい。興味がある方はぜひ鶴ヶ城や飯盛山、会津武家屋敷などを訪れていただき実際に肌で感じてほしい。

日本の魅力が満載の会津若松

郷土料理や伝統文化、歴史、そして温泉と外国人旅行者が日本への旅行で求めるほとんどの要素が会津若松にある。東京を訪れる際には、会津若松まで少し足を延ばしてみるのはどうだろうか。

 

取材協力:
復興庁
オリンピック・パラリンピック等経済界協議会


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ジャパンホッパーズ編集部 / Japan Hoppers Editors

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