投稿者: Japan Hoppers編集部 ユジン(Yoojin) 02 Aug 2017

移住者に聞いた、岩美町の魅力

移住者に聞いた、岩美町の魅力 © yoojin

鳥取県の岩美町は、遠浅で透明度の高い海を持つ、山陰地方屈指の海水浴スポット。海外の旅行者には、まだあまり知られていないデスティネーションですが、国内ではそんな岩美町の美しさに魅せられて他県から移住する人が増えています。今回は、大阪と神戸から移住した2人に、岩美町の魅力と町での活動について話を聞きました。

cafe ニジノキ 店主 川元壮一さん

まず話を伺ったのは、神戸から岩美町の海に魅せられて移住したという、川元さん。彼は、cafe ニジノキの店主として、旅行者や移住者、地域住民をつなぐコミュニティづくりにも力を入れています。

―岩美町への移住に至った経緯は?

サーフィンが好きで、いつか海のそばで暮らしたいと思っていたんです。鳥取に住んでいる友人に幾つか物件を紹介してもらったんですが、中々マッチしなくて。そんなときにその友人の知り合いの方から、いまニジノキがある物件を紹介してもらいました。そこですぐに気に入ってここを買うことに決めたんですけど、どんな活用をしようかまでは決まっていなかったから、とりあえず平日は神戸で仕事をして、週末だけ岩美町で過ごすっていう二地域居住を始めました。

その生活を2年くらいして、3年目からこっちに完全に移住しました。

―なぜカフェをオープンしたんですか?

カフェをしようと思ったのは、岩美町にカフェが少なかったからというのもあるんですけど、岩美町のことを知らない旅行者が情報収集できる場所でもありたいし、地元の人も来てくれて交流が出来たらいいなぁと思ったからですね。移住者の交流は多く、コミュニティもできてきたから、今後は地元の人や旅行者と繋がりを作れるような仕掛けをしていきたいと思ってます。

―移住してみて感じた岩美町の魅力は?

サーフィンのスポットが豊富で、ほぼ1年中、海と遊べるところですかね。あとは、人工物が少ないところが僕には魅力的に映りました。例えば日本の海沿いに行くと、テトラポットが置いてあるのをよく見るんですけど、岩美町には無いんですよ。いい意味で開発されていないというか、人の手が加えられていない自然のままの風景が残っているところが気に入っています。

―1年中海で遊べるってすごい。中でもおすすめのビーチはありますか?

熊井浜はもう行きましたか?あそこはおすすめですね。狭い道を通り抜けた先にあるんですけど、遠浅で海水の透明度が高くて、魚がたくさん泳いでるのが見えますよ。海は入るだけでリラックス効果があるので、ぜひ入って欲しいですね。

川元さんと話をした次の日の朝、早速熊井浜に行ってみることに。ビーチに降りるまではまるで冒険家の気分で、生い茂る草の中を通る細い道を進みます。早朝だったからなのか、人の姿はほとんど無く、数人の子供たちがインストラクターと岩場で釣りを楽しんでいました。海水の透明度はかなり高めで、波の上からでも小さな魚の群れを見つけることができました。川元さんに聞かなければ訪れることのなかった熊井浜。岩美町のビーチ情報は、どの旅行ガイドよりも川元さんが持っているかも。

cafe ニジノキ
住所:〒681-0003 鳥取県岩美郡岩美町浦富2283-2
電話:0857-77-4552
HP:http://www.cafe-nijinoki.com/

旅人の宿NOTE 女将 小林晶さん

次に紹介するのは、2013年4月にオープンした旅人の宿NOTEの女将を務める小林さんです。大阪からの移住者で、1人で宿を経営しています。岩美町を知ったきっかけから、宿をオープンするまでのお話を伺いました。

―旅人の宿NOTEの名前の由来は?

宿泊者の方それぞれの思い出のノートに、岩美町での思い出を綴って欲しいというのがひとつ。もうひとつは、岩美町出身の作家・尾崎翠さんの「第七官界彷徨」という作品が好きで、詩人の主人公が1冊のノートに詩をつづって、自分の作品にしていくというシーンから、私にとってはこの宿が私の作品になるというイメージでNOTEと名付けました。

―岩美町で民宿をしようと思ったのはなぜですか?

岩美町のことは、旅行で訪れたことがあったのと、尾崎翠さんが岩美町出身ということで知っていて、大手のチェーン店がほとんど無いし、寂寥感があるというか旅情を感じる場所だなぁ、という印象を持っていました。田舎暮らしへの憧れも大阪で働いているときからあって、いつかと思っていたそんな時に、たまたま岩美町が民宿の経営者を募集しているのを見つけたんです。それに応募してみたら受かって、民宿を始めることになりました。

それまで宿の経営は経験したことがなかったんですが、その制度のおかげで岩美町で営業している民宿で研修を受けることができたり、昔民宿だった建物を使えることができたり、手厚いサポートを受けることができました。

―和食を出す民宿が多いなかで、なぜスペイン料理にしたんですか?

和食を出す民宿は既にたくさんあるし、その中にスペイン料理があってもいいんじゃないかと思ったんです。それと、何となくスペイン料理のラフな感じが民宿の雰囲気に合っていると感じたのも理由の一つです。小さいころから家族で通っていた神戸で一番古いスペイン料理のレストランがあったんですけど、そこで少しの間勉強させてもらって、レシピを教えてもらいました。ただスペイン料理に関しては、もっともっと勉強がしたいですね。

―最後に岩美町の魅力を聞かせてください。

岩美町は自然も勿論だけど、食べ物も魅力です。モサエビ、岩ガキ、白いか、カニなどの新鮮な魚介類が豊富だし、野菜は地元の直売所で手に入るし、本当に食材には困らないですね。

岩美町でスペイン料理を出す民宿は、NOTEだけ。それだけに民宿でいただくパエリアが印象に残る旅人も多いのではないでしょうか。女将さんとの話をする中で、実は女将さんが作るパエリアの味は、女将さん自身の思い出のレストランの味だということがわかって、よりいっそう味に深みが増した気がします。旅人の宿NOTEは、海水浴場まで徒歩1分もかからない好立地ということもあって夏は満室が続くそうですが、女将さんの料理をゆっくり味わうなら、冬もいいなと思う私でした。

旅人の宿NOTE
住所:〒681-0001 鳥取県岩美郡岩美町大字牧谷690-116
電話:0857-73-6633
HP:http://note-iwami.com/

2人に教わった岩美の魅力

今回話を伺った2人の移住者に共通していたのが、開発されていない町の風景が好き、ということでした。一見何もないとも思える風景が、川元さんや小林さんのような移住者を惹きつけていると知り、岩美町の風景がこれからも変わらずにあって欲しいと強く思いました。岩美町のありのままの自然や風景を、ぜひ楽しんでみてください。


Japan Hoppers編集部 ユジン / Yoojin

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