投稿者: Japan Hoppers編集部 ユジン(Yoojin) 27 Jul 2017

国東を知る4つのキーワードと訪れるべきスポット

国東を知る4つのキーワードと訪れるべきスポット © yoojin

大分県北部にある国東半島は、日本の神と仏教の神が融合し、同一のものとして信仰された”神仏習合”の聖地として知られる神秘的な半島です。数多くの石仏や岩屋などが今も残り、約1,300年前に開かれた寺院群の一部は、天台宗系の修行場として、現在も活用されています。

今回の特集では、こうした背景を持つ国東の見どころを知るための4つのキーワードと、関連する4つのスポットを紹介します。

神仏習合×文殊仙寺

古来より国東半島では、巨岩などの自然の中にある事物を信仰の対象とする自然信仰が根付いていましたが、仏教が伝来すると仏と日本古来の神を同一視する神仏習合が起こります。その後、明治政府による神仏分離令によって、神仏習合の信仰は衰退の一途を辿ることになりますが、その軌跡は今でも見ることができるんです。

648年に創建されたと伝わる文殊仙寺は、知恵の神様として信仰される文殊菩薩を祀る天台宗の寺院。ご本尊は、本堂からさらに階段を上った所にある本殿に安置されており、12年に一度の卯の年にだけ公開されることになっています。その本殿には、「六所権現」という文字が書かれていますが、この「権現」とは、仏が日本の神に姿を変えて現れたものを表す言葉で、神仏習合の象徴そのものなのです。

文殊仙寺では願いを書いた木の札を燃やす護摩焚きや、宿坊の利用もできるので、国東でスピリチュアルな時間に浸たりたい人におすすめです。

石仏×熊野磨崖仏

上空から半島を見ると、国東半島は火山の噴火によって海に流れ出た溶岩が冷えて固まった地形であることがわかります。こうした地形の特徴から、豊富な岩石を手に入れた国東半島は、岩石を加工して棚田の石垣に利用したり、石仏や岩そのものを信仰の対象にするなど、豊かな文化を発展させてきました。そんな国東半島の石仏の中で最大のものとして知られるのが、胎蔵寺にある熊野磨崖仏です。磨崖仏というのは、巨大な岩山を彫って造られた仏像のこと。それは、寺の裏手にある鳥居をくぐり、急な階段を登ったところにあります。この階段があまりに急で、下から写真を撮ると、まるで下っているような不思議な光景が。

15分程登ると、少し開けた場所に出て、巨大な不動明王像と大日如来像を見ることができます。目に入った瞬間はその大きさに圧倒されるのですが、時間が過ぎるにつれ、ひっそりとした山の中にたたずむ磨崖仏の穏やかな顔に心が癒されます。

さらに続く階段を登ると、そこには熊野権現社という神社があり、ここにも神仏習合の軌跡を見つけることができます。

世界農業遺産×ため池

次世代に継承するべき伝統的な農業の「システム」を認定し、その保全と持続的な利用を図る世界農業遺産。2013年に開かれた国際会議で、大分県国東半島宇佐地域がその一つに認定されました。

認定を受ける決め手の一つとなったのが、国東の伝統的な農法である「ため池」のシステム。ため池とは、人工的に作った貯水池のことで、その始まりはこの地に田んぼが開かれた11世紀ごろと言われています。国東半島は、降水量が少なく雨水が浸水しやすい土壌の特徴があり、持続的な農業をおこなうための安定的な水の供給源として、ため池を利用していたのです。

国東のため池は、高低差のある地形を活かし、小規模のため池を水路で連携させて大量の水を確保したり、「池守(いけもり)」という池の管理人を設定したり、水を効率的かつ公平に使うための工夫がなされています。その営みは現在も見ることができ、国東市の東部に位置する綱井地区では、6つのため池を利用した農業が江戸時代から続いています。農業に興味のある人は、一度訪れてみてはいかがでしょうか。

日本酒×西の関

豊かな自然を目で見て楽しんだあとは、舌でも楽しみたいもの。大分空港から車で約10分の場所にある萱島酒造で造られる「西の関」は、なめらかな口当たりと芳醇な甘味のある、国東の地酒です。明治6年(1873)から続く老舗の酒蔵で、西の関という名前は、九州の酒の「横綱」になろうという誓いを込めてつけられたもの。

2017年5月には、蔵の敷地内にお酒の試飲や購入ができる「SAKE GALLERY東西」をオープン。訪れる西の関ファンを楽しませています。

店内には試飲カウンターや、オリジナルグッズのショップなどがあり、内装には酒造りで使う道具がインテリアとして使用されています。おすすめのお土産は、アルコールが苦手な方でも楽しめる、この酒粕プリン。口に含むとふわっと日本酒の香りが漂い、お米の甘味がしっかりと感じられるスイーツです。

西の関は、国東市に面する瀬戸内海で捕れるタコや新鮮な魚料理との相性も抜群です。ぜひ国東の料理と一緒に味わってみてください。

国東半島へのアクセス

国東半島の東側を占める国東市には、大分県の玄関口である大分空港があるため、空路でのアクセスが便利。空港からは大分県の主要な観光地である別府や湯布院、佐伯、臼杵、宇佐、中津などへのバスも運行しているため、他の観光地との組み合わせがしやすいのが特徴です。

また、国東半島内での移動には、レンタカーの利用がおすすめ。空港で借りることができるので、大分旅行の初日、もしくは最終日に国東を選んでみてはいかがでしょうか。



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Japan Hoppers編集部 ユジン / Yoojin

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