投稿者: ジャパンホッパーズ編集部(Japan Hoppers Editors) 26 Jul 2017

興居島でのんびりと島時間に浸ろう

興居島でのんびりと島時間に浸ろう © N. Nomura

JR松山駅または伊予鉄道松山市駅から電車で約20分の高浜駅。ここから連絡フェリーに乗ると、10分ほどで瀬戸内海に浮かぶ興居島へ行くことができます。興居島は人口約1000人の小さな島で、みかんや伊予柑などの柑橘類の産地として知られています。島ではビーチでのバーベキューやマリンスポーツなどのアクティビティーがありますが、私のお勧めは「何もしないこと」です。海沿いの道を歩いたり、レンタサイクルで島内を巡ったり、ゆっくりと流れる島時間に浸りましょう。

興居島には由良港と泊港の2つの港があります。今回は高浜港から連絡フェリーで由良港へ行き、海沿いを1時間ほど歩いて泊港へ向かいました。強い日差しを浴びながら海沿いを歩いていると、小さな砂浜で地元の親子が海水浴を楽しんでいました。周りを見回しても観光客らしき人は見られず、貸切状態。これが日常なんだろうなと少し羨ましく思っていると、「こんにちは!」と言いながら中学生くらいの女の子がその砂浜に向かって走っていきました。慌てて女の子の背中に向かって挨拶を返し、そのまま歩き続けていると、「散歩ですか?暑いから気をつけてくださいね」と、洗濯物を干し終えたおばあちゃん。歩きはじめて出会った最初の2人の自然な振る舞いに、小さな幸せを感じました。

対岸の松山市街を眺めながら歩いていると、小高い山が目の前に現れました。富士山に似ていることから小冨士山(伊予小富士)と呼ばれている標高282mほどの山で、興居島のシンボルになっています。ここで多くの果樹園が島の特産品である柑橘類を生産していて、登山道も整備されているので登山客にも人気です。

泊港の近くにある、廃校になった小学校の校舎を活用した「しまのテーブルごごしま」(土日祝日のみ営業)は島民と島外の人との交流の場となっています。校舎の1階部分がカフェになっており、大きな黒板が小学校の雰囲気を残しています。テラス席に座って注文したのが興居島産の伊予柑のジュース。控えめの甘さの中にほんのりと苦味が効いていて、歩き疲れた体にしみます。なお、3階の教室を使った小さなギャラリーでは、島民の方々の写真作品が展示されていました。

興居島は小さな島とは言え、一周約21kmあるので徒歩で島中を巡るのは大変です。島中を巡りたいという人は「しまのテーブルごごしま」でレンタサイクルを貸し出しているので利用しましょう。島に点在する神社を巡り、疲れたら静かなビーチでのんびりして、夕方にはきれいな夕日をバックに記念撮影。こんな贅沢な時間を過ごすこともできますよ。

今回は2時間ほどの滞在でしたが、それでも十分に島の魅力を感じることができました。興居島は観光地ではなく、あくまでも島民が生活をしている日常の場所です。それを念頭に置きつつ、ゆっくりと流れる島時間を堪能してみてください。

高浜港から興居島へのフェリーは由良港行き、泊港行きともに1日14便ほどあります。運行時間は下記URLを参照してください。(日本語のみ)
http://home.e-catv.ne.jp/kofuji-kisen/unkoudaiya28.htm



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ジャパンホッパーズ編集部 / Japan Hoppers Editors

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