駄菓子

駄菓子 © N. Nomura

駄菓子とは主に子供向けに作られた菓子のことで、かわいいイラストや派手な色使いのパッケージのものが多い。子どものお小遣いで買えるようにと安価な価格設定になっている。飴やガム、チョコレート、スナック菓子の他、ジュースなども駄菓子として販売されている。

駄菓子の歴史は江戸時代にまで遡る。当時、上菓子と言われる砂糖を使った菓子は平民には高価で手が届かなかった。そこで澱粉や麦、豆などを使った安価な菓子が作られるようになり、それを上菓子に対して駄菓子と呼んだと言われている。戦後になると駄菓子は子供向けのお菓子として発展し、おまけのおもちゃが付属したものや、クジができるものなど様々な種類の商品が開発された。以前は駄菓子屋と呼ばれる駄菓子を専門に扱うお店が所々にあり、放課後になると近所の学生がお小遣いを手に集まっていた。しかし、近年はスーパーやコンビニなどでも駄菓子を販売するようになった影響で駄菓子屋の数が減少しており、駄菓子屋に子供たちが集まるという光景はあまり見られなくなってしまった。

少なくなってきたとは言え、現在も駄菓子屋は残っており、その中でも東京の雑司が谷にある鬼子母神内の上川口屋は、創業が1781年で日本で最も古い駄菓子屋さんと言われている。江戸時代から子どもの笑顔を作り続けており、現在の店主は13代目にあたる。

上川口屋の店主に人気の駄菓子を聞いてみた。

麩菓子 

駄菓子の定番の1つ。独特の食感と黒糖の甘い風味が人気。

焼き餅 

こちらも駄菓子の定番商品。揚げあられとピーナッツが入っていて、塩味とソース味のものがある。

きな粉棒

棒状にした水飴にきなこをまぶした駄菓子で、子供だけでなく大人にも人気がある。

ミルクせんべいと梅ジャム

小麦粉と脱脂粉乳などを混ぜて焼いた「ミルクせんべい」に梅ジャムを塗って食べるのがおすすめ。

酢いか

酢で漬けたイカを串刺しにした駄菓子。酸味が強く、特にアジアの人に人気がある。

日本土産としてもお勧め

日本でしか味わえないものも多いので、日本を訪れた際には是非食べてみよう。また駄菓子は価格も低く、かさばらないものが多いので日本のお土産におすすめだ。

取材協力:
上川口屋
住所:東京都豊島区雑司が谷3-15-20
営業時間:10:00-17:00
定休日:なし(臨時休業あり)
最寄り駅:雑司が谷駅