ジャパニーズ・ウィスキー

ジャパニーズ・ウィスキー © N. Nomura

日本のウィスキーの歴史

日本でウィスキーの製造が本格化したのは、1900年代に入ってから。国内の飲料メーカーと洋酒メーカーが協力し、国内のウィスキー開発に取り組んだが、当時の日本人の味覚に馴染まず普及には至らなかった。その後、飲酒メーカーと洋酒メーカーは、それぞれが独立して原料となる水選びから蒸留方法までを見直し、日本人の味覚に合うようなウィスキーを製造。その甲斐あって、現在ではスコットランド、アイルランド、アメリカ、カナダと共に世界の五大ウィスキー生産地と呼ばれるほど、日本のウィスキーの味は洗練された。

ウィスキーを楽しむなら

日本産のウィスキーは、アルコールを提供する飲食店で飲むことができるほか、酒屋やスーパー、コンビニで手に入れることができる。飲み方はストレート、ロック、水割り、ソーダ割りなどがある。特にソーダ割りは「ハイボール」と呼ばれ、居酒屋などで親しまれている。

また、興味のある人は、ウィスキーの蒸留所で実施されている工場見学ツアーに参加するのもおすすめ。工場見学では、ウィスキーの歴史や製造過程を学ぶツアーや試飲などのプログラムが用意されている。無料で参加できるものもあれば、有料のものもあり、参加には事前予約が必要な場合もある。見学ツアーを実施している蒸留所には、大阪府のサントリー山崎蒸留所や山梨県のサントリー白州蒸溜所・サントリー天然水白州工場、北海道のニッカウヰスキー余市蒸留所、宮城県の宮城峡蒸留所、長野県の本坊酒造信州マルス蒸留所、静岡県のキリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所などがある。見学の詳細については、それぞれのホームページで確認しよう。

Tokyo Whisky Libraryのお勧め5本

Tokyo Whisky Libraryは東京の表参道にある、国内外のウィスキーを常時1000本以上揃えているレストランバー。今回はウィスキーを知り尽くしたTokyo Whisky Libraryさんにジャパニーズ・ウィスキーの生みの親と言われている竹鶴政孝氏によるウィスキーを5本紹介してもらった。

余市

スコットランドのウィスキーに近い力強い味わいが特徴の日本を代表するシングルモルトウィスキー。山崎蒸留所で日本初の国産ウィスキーの開発に携わった竹鶴政孝氏が、自らの理想のウィスキー造りをするために独立して作ったウィスキー。「自動車に例えるならば、山崎はフェラーリ、余市はランボルギーニ」とのこと。

宮城峡

ふくよかでフルーティーな味わいが特徴のシングルモルトウィスキー。宮城峡蒸留所の周りを流れる清流の伏流水を仕込み水にしており、爽やかな余韻が楽しめる。余市の対極にあるウィスキーとも言える。

竹鶴

絶妙なバランスを誇るブレンデッドウィスキー。余市と宮城峡で作られた原酒を使っており、ニッカの創業者・竹鶴政孝氏はこの理想の味わいを実現するために余市蒸留所と宮城峡蒸留所を作ったと言われている。

宮城峡蒸留所限定3種

これらは宮城峡蒸留所でしか手に入れることができない貴重なシングルモルトウィスキー。それぞれ個性的な味わいがあるので、スタッフに自分の好みに合った一杯を勧めてもらおう。

伊達

宮城峡蒸留所がある宮城県内でのみ販売されているブレンデッドウィスキー。カフェモルトとカフェグレーンがブレンドされていて、甘さの中にほのかな苦味が効いた独特な味わいを生み出している。

Tokyo Whisky Libraryでは上記の他にも多種多様なジャパニーズウィスキーを揃えており、メニューに載せる前に売り切れてしまうことも多いとのこと。お店を訪れた際にはスタッフにその日のお勧めを聞いてみよう。

取材協力:

Tokyo Whisky Library
HP:http://www.tokyo-whisky-library.com/
住所:東京都港区南青山5-5-24  南青山サンタキアラ教会2階
TEL:03-6434-1163
営業時間:月~金 18:00~27:00(26:00L.O.)
 土 15:00~27:00(26:00L.O.)
 日・祝日最終日 15:00~24:00(23:00L.O.)
最寄り駅:表参道駅



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