日本の秋の味覚

松茸

秋は様々なきのこが収穫されるが、そのなかでも上品な香りとシコシコとした歯応えは絶妙な味わいで人気なのが松茸だ。とても高価なきのこで、日本産の松茸は一本数万円するものまである。シンプルに焼いて食べるのも良いし、ご飯に混ぜて「松茸ご飯」にするのも贅沢で美味しい。また土瓶という容器に松茸や他の具材、スープを入れ蒸しあげた「土瓶蒸し」という料理もある。

新米

また秋は日本人にとって大切なお米が収穫される時期でもある。その年に新たに収穫されたお米は新米と呼ばれ重宝される。新米は色の白さが際立ち、柔らかく粘り気があって香り豊かなのが特徴。炊きたてのご飯は何よりのごちそうだ。

さんまと秋鮭

日本の沿岸で多く穫れるさんまは秋の味の代表だ。脂の乗ったさんまを炭火で焼いた塩焼きは格別。秋に東京の目黒で行われる「さんま祭り」は数千匹のさんまの塩焼きが無料で振る舞われる人気のイベントだ。また、北海道や東北沿岸などで穫れる鮭も秋の味覚だ。秋鮭はあっさりしながら豊かな旨味があるのが特徴。北海道は鮭料理が豊富で、「ちゃんちゃん焼き」は炒めた野菜の上にバターで焼いた鮭を乗せ、味噌や醤油等の調味料で味付けし蒸し焼きにした料理。「石狩鍋」は鮭の切身とあらを野菜と共に煮込み、味噌をベースに味付けした鍋料理。

実りの秋

秋は様々なフルーツが実る季節だ。「ふじ」や「つがる」は青森特産のりんご。「幸水」は茨城や千葉、「二十世紀」は鳥取が特産の梨だ。長野や山梨が特産の「巨峰」というぶどうも秋が旬だ。また栗もこの時期に収穫され、栗を用いたケーキであるモンブランを作り始める洋菓子店も多い。