天ぷら

天ぷら

天ぷら

天ぷらは、魚介類や野菜等の食材を、卵と溶き汁を小麦粉にあわせたものを衣とし、油で揚げて調理する料理。

もともとは日本古来の料理ではなく、今から約400年前の鉄砲の伝来と共にポルトガルから長崎に伝わった南蛮料理。

日本で現在のてんぷらの手法が広まったのは江戸時代前期で、当初は立ち食いの屋台で供され、蕎麦、寿司と並んで江戸の三味と呼ばれた。 その後日本全国に広まり現在ではてんぷらの専門店の他、蕎麦屋や日本料理の店などでも良く扱われている。

具材は、海老を筆頭とした魚介類や、茄子やかぼちゃなどの野菜類が使われることが多いが、変わったところではアイスクリーム天ぷらなんてものもある。

今では同様の調理法を取った料理はみな天ぷらとして扱われているが、元々はてんぷらとは魚介類の揚げ物のことであり、野菜類に関しては精進揚げと呼んでいた。 その他、天ぷらから派生した料理として、かき揚げや磯部揚げなどがある。

また、関東と関西とでそれぞれ違った特徴を持っている。

関東風の天ぷらは、卵を入れた衣を胡麻油で揚げたもので、こんがりキツネ色に仕上がるのが特徴。一方関西風の天ぷらは卵を入れない衣をサラダ油で揚げ、白天ぷらが仕上がる。

もともと関東では江戸前でとれた魚を天ぷらにしていたので、魚の臭みをとるために胡麻油で揚げるようになったと言われている。

一方関西では素材は主に野菜を使ったため、自然の味を生かすため天つゆではなく食塩をつけて食べるようになったと言われている。

油でカラリと揚げられた天ぷらは、香り高い風味と後口の軽さが身上の料理で、世界中の人々に好まれている日本料理の一つとなっている。